ひろゆきさんは過激・毒舌で人気を集める一方、誰彼かまわず揚げ足をとり、激烈に批判をすることで猛烈な拒否反応を示す方がいることは有名です。
Re:Hackでは西田さん、立憲民主党の泉さん、アベマプライムでは立憲民主党の小西さんなどは全く話が通じず、番組としてもグダグダな印象で着地してしまう。最近の辺野古問題で炎上しているのも同じような特徴があると思います。
多分、私も動画を見ている立場ではなく、対面で話すと(しかも、メディアで話すと)ひろゆきさんの率直な物言いにはぎょっとしてしまうと思います。
なぜなら、ひろゆきさんは「思想」を抜きにして「事実」と「論理」で話そうとするところが強いため、事実以上に論理・倫理を重視しようとしている人たちとは「会話の仕方」が噛み合わないのかなと。
逆に、事実だけで話して話が通じる人たちって「理系」っぽい特徴な気がします。
プロトコルが完全にプログラマーっぽい感じなので、ひろゆきさんはひげおやじさん、成田さん、けんすうさんなど、バックグランドに理系(プログラマ、研究者)がある人たちは話が通じやすいのかなと。
ひろゆきさんって社交的な感じに見える(というか社交的なところも強い)からこそ、論理だけで話してこられるとびびるっていうことなのかも。(見た目がもっとオタクっぽい人だったら、誰も驚かない気もする)
ただ面白いからやってる説
あとは、ただのサービス精神(世論を盛り上げる)とか、揚げ足取りが楽しいとか、バカにするのが楽しいとかそういう説もあるかと思います。
ただ、揚げ足をとるときに倫理や道徳的に共感する・しないは気にせず、感情をのぞいた論理だけで話していることが多い気がします。
(辺野古問題は炎上しているが、基地賛成とも反対とも言っていない。ただ「座り込み」に対して物申しているだけ)
これは「推理が好き」というのも理由っぽいです。
出典が見つからなかったのですが、過去にひろゆきさんは政治問題などを話すのは「推理が好き」という感覚があるからだそうです。要は限られた情報を元に推理を行い、事実を推測するという。
「実録!交通違反をもみ消して罰金を払わない方法」や2ちゃんねるなどもそういう心で運営していそうなサービスです。
これに対してけんすうさんは以下のようにコメント。
ひろゆき氏論なんですが、「論破しよう」と思っている時はたぶんあまりなく「論理でいうとこうですよね」というのを相手と戦わせることで、より論理的に成り立つほうを見つけるというゲームをやっている感覚なのではないかと思っています。
— けんすう@NFTとクリエイターエコノミーの会社の社長 (@kensuu) October 5, 2022
成田さんはこのようにコメントしています。
「なぜ人はどうでもいい細かいことに文句をつけたくなってしまうのか」という論文を書きたい
— 成田 悠輔 (@narita_yusuke) October 7, 2022
ではなく、Re:Hackで以下のようにコメントしています。
「ひろゆきさんって普通に僕みたいな完全に第三者の他人から見ても、なんかすごく常識的で合理的ないい人な気がするんですけど、なんで世の中的にひろゆきさんは狂った人っていうことにしなくちゃいけないっていうことになっちゃってるんだろうなっていうのがけっこう疑問なんですよね。」
「無駄につっかかっていくところとかすごいサービス精神を感じますよね」
昔からの付き合いがあるkawangoこと川上量生さんもこのように話す。
「で、僕とひろゆきは盟友ではあるが、僕にはひろゆきのコントロールは不可能だ。頼んで誰かを叩いてくれるなんてことはやってくれるわけがない。だいたいニコ動の時も途中からひろゆきの露出が減って、それまで表に出てなかった僕が記者発表とかに出るようになったのは、ひろゆきが全くいうことを聞いてくれず新サービスのことを発表会でこき下ろしたりしたからだ。」
(「ひろゆきとガーシーとFC2高橋氏について」より)
ちなみに奥さんのゆかさんは。
「多分、そのほうが面白いから、そういうキャラでメディアも取り上げるし、で多分、例えば論破王と買って、彼は自分からどうも論破王ですとかって名乗ったことは一度もないと思うんですね。でも、なんかすごいパワーワードじゃないですか。みんな使うし。
で、そういうふうに使って盛り上げるっていう感じの流れの番組だったら、その趣旨を彼は理解しているから、別にそれに乗っかるし、多分ものすごい嫌なことが起こらない限り、別にその役割をやるし、もともと思ったこととか、言いたいことは言っちゃう人だから、そういうのが全部合わさった結果が、日本のメディアで見ているひろゆき像なんじゃないですかね」
以上、ひろゆきさんはロジカルモンスターという話でした。
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