100番煎じの内容ですが、当ブログでもまとめておきたいと思います。
※このブログは法的な証明をするものではなく、考察記事として読んでください。管理人は賠償責任の回避を容認するでも、否認するでもなく、客観的に書いております。
ひろゆきさんは2ちゃんねるで度重なる訴訟を受けています。その金額は数億とも数十億(ありえない)とも言われています。その経緯や実態について書いてみたいと思います。
なぜひろゆきさんは訴えられたのか
2ちゃんねるの書き込みに対して「削除要望」と「名誉毀損を理由とした損害賠償」を求めて訴えられることが多かった。
「2ちゃんねるに書きこんだ人」ではなく「2ちゃんねるの管理人」のひろゆきさんを相手取る訴訟が中心だが、当時はサイト運営者とサイト利用者の責任について、明確な線引を行う現在は「プラバイダ責任制限法」という法律がなかったため、ひろゆきさんに賠償命令がされていたとか。
(2ちゃんねるができたのは1999年、プラバイダ責任制限法は2001年に施行。また、ドワンゴ創業者の川上量生さんは、2007年のニコニコ動画リリースに際して、ひろゆきさんには弁護士をつけて訴訟対応をすることを条件としたうえで管理人を任せたそう。「ひろゆきの賠償金未払いの真相について(追記あり)」より)
ひろゆきさんはなぜ敗訴しまくったのか
当初、ひろゆきさんは訴訟に対して弁護士を立てずに裁判所まで足を運んでいたのだが、そのうち1日に3件、北は北海道、南は沖縄みたいな感じで訴訟が入り始めてしまったため「出ないことにした」ら、負けまくるけど何も起きなかったそうで、敗訴しまくったよう。
削除要望には極力答えていたそうだが、損害賠償を請求されたことに対しては「差し押さえ資産がない(特定できない)」「相手も削除がメインで損害賠償は優先度が低い」という理由で深刻な取り立てにはあっていないそうだ。
ひろゆきさんの当時の訴訟は時効なのか
支払いは10年で時効を向かえる。川上量生さんのブログの内容が正しければ、ニコニコ動画立ち上げの2005年以降は敗訴していない(負けても払ってる)ことになるので、2005年の訴訟については2014年頃には時効が成立している計算になる。
また、時効は「請求があることを明確に認識していない」「忘れてしまった」ところが時効の起点になるため、2005年から2014年の間にひろゆきさんが「10万円の損害賠償あるんだよなあ‥」と思って「2万円だけ返そう」とか「10万円の損害賠償があるんすよね〜」とか話したりすると、「あれ? ひろゆき損害賠償認識してるじゃん!」となり、時効が成立しなくなる。
そのためか、ひろゆきさんはメディア出演や本の執筆においても「損害賠償の金額は知らない」「誰も請求してこない」「差し押さえ資産もないし気にしてない」というような存在を認識していない発言を徹底して行っている。
これは本人の認識がないわけではなくて、時効対策のために徹底しているはず。本当に徹底していたので、おそらく本当に時効が成立しているのだろう。
フランスに逃げた説は本当か
フランスに逃げたという説もあるが、フランスへいったのは2015年。その頃時効は成立している計算になるので逃亡説はなさそう。
ではなぜフランスへいったのか? という答えについては、ひろゆきさんの妻であるゆかさんの書籍に書いてある内容が正しそうだ。
「海外で暮らしたかったのでフランスにいった説」
(「だんな様はひろゆき」より)
なぜ逮捕されないのか
シンプルに逮捕されない理由は、ひろゆきさんの訴訟は「刑事訴訟」ではなく「民事訴訟」だから。
ホリエモンさんは国の法律を犯して逮捕されたということになっているが、ひろゆきさんは民間の間で起きたトラブルで裁判を受けただけなので、逮捕される対象にはならない。法律は犯してないから。
これに対する世間の反応
とはいえ、世間の感情としては「損害賠償払わないなんてひどい」「極悪人」という声があるのはたしか。
法律は犯してないとはいえ、倫理的にどうなの? という話は筆者も個人的に共感する。とはいえ、民事訴訟なので当事者間の評価以外はあまり関係ないので、私自身が被害を受けていない以上、なんとも言えない。
(現行法で裁かれない範囲の対応は問題ない気もしてしまう)
誰がひろゆきさんを訴えていたのか
上記に関連して、誰が訴えていたのかというのは重要な問題のように思う。
企業からの訴訟に対して反応しないみたいなのは、仕方ないようにも感じてしまうが、個人が被害を受けてしまって、その訴訟に答えてないとか、削除要望に答えてないとかはひどいなと感じる。(感情的には)
たしかなソースを漁るのは大変なのでWikipediaから抜粋すると、このような感じでほぼ企業からの訴訟、一部プロアスリートなどからの訴訟になっている。こうしてみると掲示板運営って本当に大変なんだなと思う。
・日本生命保険書き込み削除請求
・動物病院名誉毀損判決
・プロ麻雀士名誉毀損事件
・DHC名誉毀損判決
・DHCメルマガ名誉毀損事件
・情報開示命令無視による制裁
・女子プロゴルファー名誉毀損事件
・大阪歯科医院
・富士ハウス株式会社訴訟
・株式会社X訴訟
・北海道の大学助教授
・学園が名誉毀損で告訴
・空手道場を経営の男性
・栃木県内の中学校で数学科を担当する教師
・新潟の弁護士が2ちゃんねるから損害賠償を回収
以上、ご参考程度でお願いします。
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