【新章突入】「レンタルぶさいく、アムステルダム挑戦編」が面白い! 開業に必要な材料を徹底分析

バキ童チャンネルの話

レンタルぶさいくこと篠原さんがフィリピンでのサラリーマン生活を無事に終えて帰国。

帰国時に撮影されたYouTubeではガクヅケの木田氏をパートナーに迎えて今後の挑戦について以下のように語った。

「まずね、このYouTubeをはじめたりとか、さっきも言いましたけど、依頼も頑張っていきたい。

そういったところで、言いましたら、色々バンバンコンテンツをやっていくと。

そして、最終、お金を稼いでアムステルダムに、うどん屋をつくります。本気です。

このために僕は、次の目標はアムステルダムにうどん。おでんかも。うどんか、おでん。

俺が好きなたべもの。これをやりたい。理由としてはもちろんヨーロッパに住んでみたい。」

「【キス食リポ】ぶさいくがフィリピンから帰ってきた!」より)

私は「レンタルブサイク、アムステルダムでうどん屋をひらく」という挑戦に久しぶりにワクワクを抑えきれず、つい「うどん屋をひらくためのステップ」「アムステルダムの法律」などをググってしまった。

今回は、そんなレンタルぶさいく氏の挑戦について、現状を分析しつつ、今後訪れる障壁やリスクについても考えていきたい。(余計なお世話)

レンタルぶさいくの考えるビジネスモデル

レンタルぶさいく氏は現在、日本で①レンタルぶさいく事業 と②YouTubeの二本立てでビジネスを本格化している。ここで得た収益を元手に、アムステルダムでの開業資金を貯めようという算段だ。

フィリピンからの逆輸入でレンタルブサイクビジネスは軌道に乗ったようで、以前は無料で引き受けていたレンタルブサイク事業は、1回1万円という報酬で順調に案件を受けているようだ。

また、YouTubeも平均再生回数は3万回以上程度と安定した様子を見せているうえに、スパチャも獲得している。再生時間に応じた広告収入に加えて、本業とも言えるレンタルぶさいく事業への集客にもつながることを考えると安定した収益源になることは間違いない。

アムステルダムでうどん屋をひらくために必要な材料を考える

次は、アムステルダムでうどん屋をひらくための材料を考えてみる。

レンタルぶさいく氏は早稲田大学出身、フィリピンでの会社員経験(責任者経験)を経てビジネススキルが高そうなので、かなりビジネスの見通しが立っているように感じる。

私が考えてみた開業材料は以下だ。

・就労ビザ

・開業資金

・アムステルダムの理解

・うどん屋の経営・調理ノウハウ

・語学

・開業に関わる法律

それぞれを見ていきたい。

①就労ビザ

海外に旅行ではなく、長期滞在する際にはビザを取得する必要があるが、最初の動画でアムステルダムと日本には1912年に締結された「日蘭友好通商条約」によって日本が最恵国待遇を受けられることを紹介。

日本人の就労を優遇する条約が締結されているため、ビザの取得や労働許可が容易であることを紹介した。

私も調べてみたところ、当該条約は2017年から若干改悪されたものの、現在でも起業家ビザを取得した場合は労働許可が不要であり、オランダに90日以上滞在する再の仮滞在許可も免除されているとされており、かなり優遇されていることがわかりました。

起業家ビザの取得条件も以下のような記述があり、比較的容易に思えます。

・日本国籍であること。
・オランダに対してリスクとなる人物ではないこと。
・オランダで住まいを探し、住所を確定し、住民登録をすること。
・オランダで自身の事業の登録(フリーランサー含む)をし、最低4,500ユーロの投資をすること。

(「オランダ起業ビザ 日蘭条約での移住ガイド 2024年度最新情報」より)

しかし、この点については改正がたびたびなされているため、早期の要件確認、準備は必要だと考えられます。

②開業資金:レンタルぶさいくの事業収支を試算する

開業資金の試算を行うと、以下のような形になる。

①支出合計:3600万円(2年分)

合計3600万円(2年間)

・居住・生活費用:年間660万円(月間合計55万円・家賃30万円、水道光熱費5万円、食費20万円)

・移住費用:200万円(移住支援30万円、家探し30万円、渡航20万円、その他120万円)

・開業費用:2000万円(店舗リース1635万円、ライセンス費用8万円、その他備品・仕入れなど300万円)*店舗リース料金は売却可能

・起業ビザ申請:80万円(預金60万円、申請20万円)

参照元:「オランダ移住にかかる初期費用はいくらですか?【起業家ビザで移住した僕のケース】」「オランダ起業の勧め、円安が進む中あなたはどこで起業をしますか?」「オランダ起業サポート

これはかなり皮算用で、店舗リース費用はWebサイト上の参考値に過ぎないが、それを抜きにしても2000万円程度は必要であることがうかがえる。

また、ここには書いてないものの、現地でのうどん屋の運転資金も必要だ。オランダでは1人食の文化がないそうなので、おそらく店舗経営には従業員が必要だ。すると人件費もかかる。

借り入れも視野にいれる必要はあるが、かなりの資金が必要そうだ。

②日本での収入目安

税引き後合計:3,417,360円 税引き前合計:446,4000円

・レンタルぶさいく事業:年間360,000円(月間30万円:1回あたり1万円×最大30日)

・YouTube事業:年間864,000円(月間72000円:月12本×平均3万回再生×1再生0.2円)

上記も皮算用ではあるが、年間で300万円〜400万円程度の収入が得られる算段になる。

参考:「個人事業主シミュレーション」「【24年版】YouTube収益化の条件・ポイント6選を解説!

ここからさらに生活費やYouTubeの制作コストが必要になるため、できれば年間でさらに500万円程度は稼いでおきたい。

考えられる資金策としては「レンタルぶさいく費用の値上げ」「開業資金の調達(クラウドファンディングや借り入れ)」「YouTubeの成長」などがあげられる。

③現地での収入目標

目標:年間3660万円(月間305万円)

コスト合計:年間3060万円(月間255万円)

・居住・生活費用:年間660万円(月間合計55万円・家賃30万円、水道光熱費5万円、食費20万円)

・仕入れなど:年間2400万円(月間200万円)

利益:年間600万円(月間50万円)

*ここに店のリース料金も加わる

仕入れ費用も利益も完全なる皮算用だが、うどん屋を開業しながら、初期投資を回収するための利益も見込むと年間で3660万円程度の売上がほしい。

1日あたり15万円程度。仮に1杯1000円で計算すると1日150杯出せればいいことになる。

売上255万円に対して利益が50万円(19%)なので比較的現実的な数値になっている気がする。

参考:「そば・うどん屋のフランチャイズの開業・運営に必要な資金とは」「飲食店の売上平均は?1日・1ヶ月・年間の目安と考え方を知ろう

③アムステルダムの理解

アムステルダムの理解はビジネス目線でとても重要だ。

特に、市場の理解に加えて、食事の好みなどの理解を事前に行ういわばテストマーケティング的な目線を持って準備をしないと、日本にとっての高品質のうどん屋を構想してアムステルダムに展開した際に、文化や市場の好みにフィットせずすぐに撤退を余儀なくされるリスクも考えられる。

しかし、レンタルぶさいく氏はすでに想定済みで「レンタルぶさいくチャンネル1万人突破and初生配信!」にて、まだ動画にはしていないがオランダ人の人と話す機会があったこと、その際にオランダの物価や食文化についてのリサーチを行っている。

追記:2024年3月30日公開された

④うどん屋の経営・調理ノウハウ

また、うどん屋の経営・調理のノウハウも必要だ。

経営面では店舗の運営、仕入れ、オペレーション、経理など店舗運営全般の知識が必要だ。

また、調理面でも美味しいかつアムステルダムでも受け入れられる味を生み出す必要がある。

普通に考えると日本でYouTubeを使ってうどん屋で働かせてもらったり、日本でお試し店舗経営をしてみたりと、シミュレーションを重ねるのがいいだろうが、レンタルぶさいく氏はすでにそのような戦略を仕込んでいるはずだ。

うどんづくりにもすでに挑戦している。

⑤語学

オランダの言語はオランダ語が公用語である一方、英語も上手な国だとか。

すこしググってみると「英語を第二言語とするフィリピンよりも通じる」とあるので、レンタルぶさいく氏は、すでにフィリピン編でかなり重要な経験を済ませてると言えます。

参考:「【移住前の言語学習は必要?】オランダで英語はどのくらい通じるのか?」

⑥開業に関わる法律

また、現地での開業にまつわる法律を理解し、事前に準備を行う必要もあるだろう。

オランダでの酒類の提供には申請が必要だそうだが、飲食店の経営自体に資格がいるのかは確認がとれなかった。何かしらは必要だろうから、事前に調査が必要である。

参考:「オランダ起業サポート

レンタルぶさいくに待ち受ける事業リスク

ここまではレンタルぶさいく氏がアムステルダムに進出するための試算をしてみた。しかし、レンタルぶさいく氏の勢いはすごい。

これまでの皮算用など無視して、勢いで出店して、勢いで事業を成功させる未来しか見えない。

そこで、次にはどのような事業でもつきまとう「リスク」について考えてみる。

衛生観念

うどんを作ってみる動画の衛生観念はおそろしく、この動画がアムステルダムに流出してしまうと、ビザの申請時に「・オランダに対してリスクとなる人物ではないこと。」という要件を侵すリスクがある。

渡航前に衛生面にリスクのある動画は削除されたい。

反社リスク

レンタルぶさいくの依頼は人種や地域の垣根を超えて自由に依頼ができるように見える。

そこで現れるのが反社リスクだ。反社からの依頼を受けることなく、審査を行っていただきたい。

納税

おそらく手渡しで行われるレンタルぶさいく事業において、納税が必要になる。

これまで無料で行っていた事業を有償化するにあたり、めんどうな確定申告などの税務処理が必要になることを忘れないように気をつけたい。

オランダ進出詐欺

オランダに関する事業をリサーチしていると、コンサルタントや開業支援の方々のHPがたくさん出てくる。有名人の開業となれば声をかけてくる方は多くなるだろう。

オランダ進出を持ちかける詐欺のような手口に騙されないでいただきたい。

レンタルぶさいくの挑戦に勢いをつけそうな戦略

最後に、レンタルぶさいく氏がすでに考えているであろう、今後の挑戦を予測してみる。

クラウドファンディング

開業時には多額の資金が必要になるが、その夢を応援するためのクラウドファンディングは多くの方が協力をしてくれるのではないだろうか。

夢を語り、その夢を応援するためにファンが集まるという構図は海賊漫画「ワンピース」よろしく、多くの有名YouTuberなどが使ってきた手法である。

夢を語れる人たちに対して、クラウドファンディングはかなり相性がいいので、適切なリターンを用意して開業資金をうまく調達してもらいたい。

レンタルぶさいくの値上げ

レンタルぶさいく氏は1万円のレンタル費用を高いと言っていたが、私からすると安い気がする。

ただ、いきなりの値上げに対して印象がわるくなるとあれなので、土日祝日は3万円にするとか、オプション費用をつけてみるとか、半日で1万円として時間制限を設けてみるとか、そういった方向で価格調整をしてみるのはいいかもしれない。

資金調達

また、開業資金をクラウドファンディングで広く浅く集める方法の他に、共同オーナーを募るという方法もある。

ぐんぴぃ氏やピーター博士などにオーナーとして出資を募ることで、利益は分割されるが開業資金として貯めるべき金額はおさえらえる。コンテンツとしても面白い。

一方、利益が減ってしまうので共同オーナーとはいいつつ、実際は半分店長のような役割になってしまうので損もある点に注意が必要だ。

・・・

以上、大きなお世話だがレンタルブサイクうどん編に大きな夢を見てしまったので、妄想で色々と分析してみました。

レンタルぶさいく事業も含めてとても応援しています。(ただのファンのブログ)

レンタルぶさいくの依頼はXから

レンタルブサイク公式YouTube

レンタルぶさいくのnote

レンタルぶさいくとは。元お笑いコンビ フェーの篠原。経歴や現在、キモシェ生活、生態系について。
レンタルぶさいくとは、マセキ芸能社に所属していたお笑いコンビ「フェー」として活動していた篠原 塁氏のこと。1990年11月28日生まれ、東京都八王子市出身。大学は早稲田大学社会科学部卒業。 現在はお笑い芸人としての活動やレンタルぶさい...
ガクヅケ木田とは。経歴や炎上歴、キモシェ生活、ラップ、休業の真相など
1993年9月19日生まれ。奈良県奈良市出身。木田は芸名であり、本名は渡光世(わたりこうせ)。 マセキ芸能社に所属するお笑いコンビガクヅケとして、2014年2月に活動開始。船引亮佑氏とコンビを組んでいる。 コンビ名は「ガクヅケっ...

コメント