バキバキ童貞とは、タイタンに所属するお笑いコンビ 春とヒコーキのぐんぴぃ氏の愛称。
ここでは、ぐんぴぃ氏のプロフィール、そして彼がバキバキ童貞という愛称で呼ばれる羽目になった理由を紹介します。
ぐんぴぃのプロフィール
芸名：ぐんぴぃ
本名：山口 大樹
1990年3月31日生まれ。福岡県北九州市出身。1996年に小学校入学。いじめに遭う。2002年北九州市にある私立中学校の明治学園に入学。高校もそのまま明治学園。高校から合流した女子生徒3人に「私たちの誰が一番デブ？」と聞かれて「答えたくないけど…君かな」と1人を指名すると号泣され、その後女子生徒との縁が切れる。
2008年に太田光に憧れて日芸などを受験するも不合格。予備校浪人を経て2009年に青山学院大学経営学科に入学。落語研究会に入り、現在の相方となる土岡氏と出会う。高座名は、「五里家馬七（ごりやばなな）」。
2014年ブックオフに入社。就活に失敗した土岡氏にお笑いの道に誘われるも、ブックオフで飛ぶ鳥を落とす売上日本1を獲得したため塩漬けにしていたが2017年4月にフリーで芸人活動を開始する。
マセキ芸能社を受けるも「キモすぎる」という理由で落とされる。
2019年4月、新宿を歩いていた際に街頭インタビューでたまたま童貞の研究に関する質問を受けた。童貞ってばれちゃいけないと思い、本人曰くかっこつけて「まことに遺憾です。残念です」と答えるも「ご自身は？」と聞かれて狼狽し、勢いそのままに「バキバキ童貞です」と答えたことがネットで大バズりしてしまい、最初は大変落ち込んだものの以降「バキバキ童貞」としての活動をスタートさせる。
2020年5月、爆笑問題などが所属するタイタンの学校に入学し、そのまま預かり所属が決まり、2021年5月に本所属が決定する。
2021年11月「バキ童ちゃんねる」YouTubeを開始。2023/08/25現在で登録者数は88万6千人を超えている。
芸人として活動し始めた当初は本名で活動していたが、2018年8月に「ぐんぴぃ」に改名。由来は「ピングー」を業界用語風に逆さ読みしたもの。「これはおれの人生じゃない。ぐんぴぃが勝手にやってること」と思いたくて改名をした。
ネットミームとしてのバキバキ童貞
2019年4月、週5でコールセンターのバイトをしていたぐんぴぃ氏は、夜勤明けに新宿を歩いていた。すると、Abema Newsのキャスター楪（ゆずりは）さんに声をかけられる。
楪氏「世界に比べて、高い数字だと。いわゆる童貞率、処女率が高いという結果を、東京大学出してきているんですけれど」
ぐんぴぃ氏「まことに遺憾ですよね 残念ですねそんな」
楪氏「ご自身は」
ぐんぴぃ氏「ぼかぁ バキバキ童貞ですね」
楪氏「彼女とか」
ぐんぴぃ氏「あもう 当然なく。 自分からいこうというほどではないですね。」
楪氏「あら、それはどうしてですか？」
ぐんぴぃ氏「やっぱりフラれるのが怖いとか。」
楪氏「年収とかってお伺いしてもいいですか？」
ぐんぴぃ氏「は、もうフリーターなので、全然ないですね。 自信もなくですね。お金があればまだいけるみたいなのもありますよね」
楪氏「やっぱりお金をもっている人に女性はなびく…」
ぐんぴぃ氏「なびく…と思いますね。 趣味で一生懸命楽しければいいやというのはありますよね。 お笑いも、ゲームも全部やめて、趣味ではなく、ちゃんと人間の女性に向かっていくような一年にできればと思います」
このインタビューの様子がインターネットを中心にバズりにバズり、彼は一躍「バキバキ童貞」として有名になってしまう。
バズった理由はその堂々としたふるまいに対して童貞であることを話している哀愁や「まことに遺憾です。残念です」「バキバキ童貞です」と言ったパワーフレーズを生み出す教養・言葉のチョイスもあると思うが、本人は「一回上から目線で行っちゃったんですよね。まことに遺憾です。残念です。みたいな。街頭インタビューにあった人って、ネットの人が食いつく人って、ちょっと偉そうなんですよね」「全員がこの人イジりたいなと思っちゃうんでしょうね。ちょっと居丈高、ちょっとプライドがありそうな人っていう。僕もそのフリをしちゃったんで、最初ね。」と語っている。（「街頭インタビュー受けた時バズってしまう禁断の方法【バキバキ童貞】」）
街頭インタビューで話題になってしまったことをぐんぴぃ氏は「全部の恥ずかしい様が全国にブロードキャストされてしまって、最初の1〜2週間は家に引きこもるというか、恥ずかしい恥ずかしいとなって。」「自分の人生がぐちゃぐちゃにんったんで」と語っている（「バキバキ童貞 説明します。YouTubeを始めた理由【世界転覆】」）が、その後はネット芸人として街頭インタビューを受けて人生が変わってしまった人々とコラボしたり、YouTube、お笑い芸人としてさまざまなコンテンツを配信する糧にして頑張っているのだから応援したい。
なお、このときの研究のもととなっている東京大学の研究を行っていた上田ピーター博士（ピーター氏）はその後、ピーター氏の要望からぐんぴぃ氏とシェアハウスをすることになり今では大の仲良しとなっている。
YouTubeの活動
YouTubeの活動を開始したのは2020年11月10日。
街頭インタビューの動画が公開されているのが2019年4月9日、その後タイタンに所属したのが2020年なので1年以上のときを経てYouTubeにもバキバキ童貞というキャラクターで出演することを決めている。
お笑いコンビ 春とヒコーキとしてのYouTubetチャンネルは2016年3月22日に開設されており、そちらでも街頭インタビューでバズったときの困惑、葛藤の様子を見ることができる。
YouTubeはぐんぴぃ氏や制作人の能力もあり、開設から3年も経っていないにも関わらずさまざまな企画の試行錯誤を経て、2023/08/25辞典で88万人を超える登録者を獲得している。
芸人としての活動
本人はネットでバズる一方、お笑いとしての成果をはっきりと示せていない葛藤、土岡氏のおもしろい姿を見せられない葛藤をたびたび口にしている。
葛藤が生まれる理由としてはおそらくバキバキ童貞氏が高いマーケティング能力を持っていること、太田光率いるタイタンらしい教養みが人気になってしまったことによって、お笑い以外のニーズで商売が成立してしまったことによって、世間からの見られ方がお笑いよりもネット芸人に向いていることに悩んでいることが推測される。
春とヒコーキのYouTubeチャンネルはコンビとしてのお笑い活動をアップする目的で運営されていたが、2022年12月29日に投稿された「春とヒコーキのコント「鬼ごっこ」」を最後に投稿が停止しているが、これも「YouTubeで、コントチャンネルは伸びないってことですね」と語るぐんぴぃ氏のネットではお笑い活動よりもネット的なコンテンツを発信しようとするマーケティング思考が垣間見える。（「バキ童チャンネルに学ぶバズらせ方！ぐんぴぃの過去が明らかに！？」爆笑問題のコント #70）
詳しくは「ぐんぴぃ氏のマーケティング能力について考える」という記事を公開予定。
ただし、Twitterなどで発信する日常の活動からは、YouTubeの登録者数が90万人を超えた2023/09/06時点でもほぼ毎日お笑いライブに出演するなど、お笑い活動が本業であることを証明している。
春とヒコーキ9月のライブスケジュールです！ pic.twitter.com/SYubuu3uhe
— ぐんぴぃ (バキ童・春とヒコーキ) (@Mugen3solider) September 1, 2023
お笑い芸人として活動するときの原体験として、子供の頃にいじめにあっていた際、これはいじめを受けて暗く生きるか、明るく過ごして笑いに転換するしかないと思い、思いっきり明るく過ごしたことで周りから一定の評価を得た一連の体験を語っている。
自虐をネタに昇華することで笑いを得る現在の姿 – バキバキ童貞というメディアによるいじめ – にも当時の様子が現在に残る様子が伺える。
俳優としての活動
2023年1月期、TBSで放送開始された櫻井翔氏が主演のドラマ「大病院占拠」に、ぐんぴぃ氏がけっこうメインどころの役柄で出演した。
神奈川県警捜査支援分析センターの情報分析官で警部補の志摩蓮司を演じたぐんぴぃ氏は、ネットでも演技のうまさ、優秀だがお調子者で私語が多いという自身に似たキャラクターが評価されて話題となった。
ただ、バキバキ童貞の愛称が災いして番宣のテレビ番組には出演を許されず、苦渋を舐める結果となった。
ぐんぴぃのブックオフ店長時代
ぐんぴぃ氏は青山学院大学を卒業後、ブックオフに就職。横浜市にある店舗で3年間店長を勤めた。
当時市内では成人向け雑誌の取り扱いがなかったことから、成人向け雑誌の買取・販売を強化したり、ホームレスからの本の購入も実施するなど、他店や競合が積極的に採用しない戦略を実施。全店舗で1位の売り上げを獲得した。
しかし、翌年には前年比で見られる目標数値を達成することができず最下位になってしまい、土岡氏の誘いを思い出すようにお笑い芸人としてフリー活動を開始することになった。
ぐんぴぃとキモシェアハウス（キモシェ）
仲の良いお笑い芸人とともにキモいやつらばかりのシェアハウス、通称キモシェアハウス（キモシェ）に入居していた。
同居している仲間よりも年齢が低かったこと、入居タイミングが遅かったことなどを理由に家賃2万円程度で押し入れや同居人の部屋などを転々とする居候形式で同居生活を送っていたが、仲間曰く「想像以上にいびきがうるさい」ことを理由に追い出されそうになっていた。
ぐんぴぃと漫画遍歴
ぐんぴぃ氏は大の漫画好きで、特に成人向けコミックについては大学時代から自分でランキングをつけていた。その経験が評価されて雑誌SPA!では成人向けコミックスの審査員を務めた。
ぐんぴぃとサブカル
2ちゃんねるやニコニコ動画など、ネット文化が盛り上がりを見せた時代にネットの中心にいたこともあり、現在でもネットカルチャーに関連した動画をよく企画している。
相方の土岡氏もニート時代にネットやアニメを見始めたことから、二人で仲良くネットカルチャーについて語る動画などは人気を集めている。
ゲームも好きと語っているが、YouTubeでゲームの話をすることはほとんどなく、大学生時代にネトゲにハマってひきこもりになったという発言があったり、土岡氏の口から「ぐんぴぃがブレスオブザワイルドばかりやっている」という話を聞いたりする程度であり、その多くが謎に包まれている。
ぐんぴぃとかわいい系ジャンル
ハローキティなどをはじめとして多くのキャラクターを有するサンリオが好きで、就活時代にも同社の面接を受けている。タイタンのHPによれば趣味は「サンリオ。シナモロール、ウィッシュミーメルなど、奥村心雪先生のイラストキャラが好き。ピューロランドやイベントに行く」と書かれている。
ぐんぴぃ氏が好きなキャラクターを発信することで「あいつが好きならいやだ」というネガティブキャンペーンになることを恐れて慎重に発言するようにしている。
他にも、ちいかわが好きだったり、蝶々が好きだったりとかわいいものが大好き。
ぐんぴぃの性格
ぐんぴぃ氏は太った見た目から「やさしそう」と言われることもあるが、本人や 周囲の人間曰く「太ってマイルドに見えるだけ」という説もある。
YouTube開始当初は女性のことを「女」と言ったり、望みが高すぎるような発言をしたり、女性に対してセクハラまがいの発言を悪意なくしてしまう姿からも「本当に優しくないのかも」「だから童貞卒業できないのか」という印象を受けてしまうが、本人曰く「どうせ嫌われるから先に失礼な発言をしている節はある」という切ないコメントを残している。
ただ、2023年8月時点では女性のことは「女性」という上に、とても細やかな配慮が感じられることから、童貞特有の女性に厳しい姿勢はなくなり、とてもやさしい様子が伺える。
「レンタルブサイクを救う」フィリピン編では、木田氏にしつこいいじりにあい激昂する超怖いぐんぴぃ氏の様子が収められているうえに、ならた氏などは「ぐんぴぃさんはエヴァのこともあって怖いけど、嫌なことはしてこない」と語るなど、実は怖い様子も伺える。これは本人曰く「親父は言葉が出なくて手が出るタイプ。俺にもそういう節はある」という怖い発言を彷彿とさせるが、周囲の評価としては概ねやさしい人間であり、思いやりが深く、交友関係が広い様子が伺える。
ぐんぴぃのサイズ
身長は175センチ、体重は120キロ前後。たびたび周囲からはダイエットをすすめられるが、週4日二郎に通う暮らしをしていることもあり苦労している模様。
また、ぐんぴぃ氏曰く「実際に会うと想像以上にでかいって言われる」「Zoomで知り合った人はデカすぎて引くと思う」と語るほどサイズが大きい。
力も強く、サイズも大きいので、大きなリアクションをした際に土岡氏や共演者がナチュラルに怖がる・ビビる様子が定期的にみられて切ない。
ぐんぴぃのSNS
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